第8回北海道空手道選手権大会レポート

帯広道場       榊間紫苑 


 自分はこの北海道大会に出場するのが4回目になりました
 今思えば第5回北海道大会が、自分にとっての初めての優勝でした。 この第5回北海道大会は、母側のおじいちゃんに優勝できたと報告ができた最後の大会でした。 お見舞いに行った時、おじいちゃんはお母さんの名前も忘れてしまっていたのに 空手の事は覚えていてくれていました。 だからこの大会は思い出に残る初優勝でした。 そしてその後、第6回、第7回も優勝することができました。
 北海道大会には強い選手が出場することを知っていました。
 今大会にも強い選手がいたので緊張もしましたが 凄く楽しみにもしていました。 しかし9月に入り修学旅行のあとから風邪をひいてしまいました。 その後治ったと思っていたのに試合の1週間前にまたひどくなり、大会の2日前には学校を早退してしま いました。 そのせいもあり 大会の開会式では立っていることが辛く 座席に戻った時は道着がびしょびしょになるほどの汗が出ていました。 母には欠場することを勧められましたが、自分は最後まで戦いたいと思いました。 型試合の時、目の前がクラクラしていましたが、まさか準優勝出来るとは思いませんでした。 組み手試合直前から体が徐々にあったまってくるのが分かり、それとともにやる気が出てきました。1試合目は勝てましたが、試合が終わるとまた体がだるくなってきました。2回戦目は去年も闘った選手でした。なのでパンチで効かせられることを知っていたので2回戦目も勝ちました。 あと、教えてもらったパンチを稽古が終わったあとの自主練の時に集中してやりました。 なので自分なりに上達したと思います。それでパンチには自信がついてきました。3回戦目は延長戦で勝つことができました。 3回戦目の選手は何回か試合をしたことがありますが、レベルが上がっていたのでびっくりしました。 優勝したいと思いながら稽古してきたんだなと、自分には人一倍伝わってきた試合でした。 4回戦目は前に突っ込んでくる選手だったので、動きを変えサウスポーに構えることで技をとることができました。 決勝戦は同じ道場の然一郎くんでした。 しかし怪我をしていたため棄権してしまいました。 結果優勝し4年連続優勝をしました。 嬉しかったけど決勝戦は戦っていないので凄く残念でした。 試合をしての優勝じゃないと意味はないと思いました。 今大会に出場して、反省することは上段の蹴りが遅かったことです。しかし、パンチ、下段蹴りの威力は付いてきたので、自信がつきました。
 11月に行われるチャンピオンシップは今年から軽量級の部と、重量級の部で別れるそうなので、自分は軽量級の部で優勝を目標にして頑張っていきたいと思います。

             押忍



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